2024年現在、滝沢秀明さん(通称タッキー)は新事務所「TO BE」の代表取締役として活動しています。しかし滝沢さんを最近メディアで見かけなくなったことで、多くの方が気になっているのではないでしょうか?
この記事では、滝沢さんの退所と「TO BE」設立の背景を踏まえながら、現在の活動内容を調査していきます。
前提①:滝沢秀明のジャニーズ退所理由経営方針の対立
滝沢秀明さんがジャニーズ事務所を退所した理由の一つに、メリー喜多川さんと藤島ジュリー景子さんとの経営方針の対立があります。
- メリー喜多川さん:
- ジャニー喜多川さんの姉
- 長年ジャニーズ事務所副社長を務める
- 2019年にジャニーさんが亡くなったことで会長に就任
- 2021年に肺炎のため亡くなる
- 藤島ジュリー景子さん:
- メリー喜多川さんの娘
- 2019年にジャニーさんが亡くなったことで社長に就任
滝沢秀明さんは13歳でジャニーズ事務所に入所し、ジャニー喜多川さんから直接指導を受けるなど、特別な信頼関係を築いてきました。ジャニーさんは滝沢さんを後継者として育て、ジュニアの育成を任せるほどの信頼を寄せていました。
一方で、ジュリーさんはジュニアの育成に関心がなく、テレビや映画をメインとする方針をとっていましたが、滝沢さんはジュニアの育成と舞台班の強化に注力していました。この対立が深まり、滝沢さんはジャニーズ事務所で自分のやりたいことができないと感じるようになったのです。
またKing & Princeのデビューを巡っても争奪戦がありました。ジャニーさんはビクターにデビュー曲を託そうとしていましたが、メリーさんとジュリーさんがユニバーサルとの契約を進めたことにより、ジャニーさんは激怒しました。この出来事も滝沢秀明さんが事務所に対する不信感を抱く一因となりました。
前提②:滝沢秀明が設立した新事務所「TO BE」
滝沢秀明さんはジュニアの育成に強い思いを持っていました。ジャニーさんのイズムを受け継ぎ、ジュニアたちが世に出るチャンスを提供するために、「TO BE」を設立しました。滝沢さんは、「もう一度エンターテインメントの人生を歩もう」と決意し、新人を募集し、アーティストをプロデュースする会社を運営しています。
「TO BE」のコンセプトは滝沢さんの退所理由と直結しています。すなわち、ジュニア育成を通じて新しいエンターテインメントを創造し、次世代のリーダーを育てることです。
本題:現在の滝沢秀明の活動状況
社長が裏方業務も全力サポート
滝沢秀明さんは「TO BE」の社長でありながら、営業や人事、総務などあらゆる業務をハンズオンで進めています。
2024年5月31日には自身のXアカウントで「TO BE」のアーティストのマネージャーを募集していることを知らせました。このように社長自らが求人を募ることは、この規模の事務所ならではの光景です。およそ1ヶ月後の6月27日に求人の掲載は終了しており、滝沢さんらと近い距離で働きたい求職者が殺到したのだと思われます。
「新たな時代へTOBE」一緒に手掛けていきませんか?
— Hideaki Takizawa 滝沢秀明 (@h_Takizawa329) May 31, 2024
条件が合う方、TOBEで働いてみたいお気持ちがある方がいらっしゃいましたらご応募お待ちしております。https://t.co/6e1P5FWBpN
またスケジュールについても自身のXアカウントで公開しています。
5月15日には「ざっくりです。想像してください」と言って虫食いのスケジュールを共有し、6月23日には「ご確認下さい」という一言とともに10月までの具体的なツアー情報を共有しました。
滝沢さんは決してSNSの更新頻度が高い方ではなく、また慣れているようにも見えませんが、わざわざ未定事項が多い時点でスケジュールを共有したのは、ファンを安心させるためではないかと考えます。先の活動予定が見えないままファンクラブ会費として5,200円(初年度は6,200円)を取り続けることになるため、すぐにでもスケジュールを共有したいという強い思いがあったはずです。
ざっくりです。
— Hideaki Takizawa 滝沢秀明 (@h_Takizawa329) May 15, 2024
想像してください pic.twitter.com/NKAPc5Qxhu
ご確認下さい pic.twitter.com/Nq56vR12YO
— Hideaki Takizawa 滝沢秀明 (@h_Takizawa329) June 23, 2024
海外進出への取り組み(画像あり)
滝沢秀明さんは海外市場にも積極的に取り組んでいます。Number_iはアメリカの「Coachella Valley Music and Arts Festival(コーチェラ)」に出演し、これは日本のグループとしては異例の快挙です。コーチェラは世界最大級の野外音楽フェスティバルであり、世界中の音楽ファンが集まる舞台です。Number_iのパフォーマンスは高い評価を受け、滝沢さんのプロデュース力が世界に認められた瞬間でもありました。
#Coachella#Number_i_Coachella #Coachella2024 #88risingCoachella pic.twitter.com/6eqmxEdJc0
— Number_i_staff (@number_i_staff) April 14, 2024
さらに、滝沢さん自身が中国のSNS「微博(ウェイボー)」を通じて、微博(ウェイボー)の北京本社を訪れたことを報告しました。この訪問の目的は、中国市場への進出を視野に入れたものであり、現地のファンとの交流やビジネスチャンスの模索を行っています。
また、今度はタイでも滝沢さんの移動姿が現地ファンによって撮影されSNSに投稿されるなど、彼の国際的な活動が注目されています。このように、滝沢さんはアーティストの国際的な展開に積極的に取り組んでおり、「TO BE」のグローバルな成長を目指しています 。
Welcome back to Thailand 🇹🇭
— แม่บ้านบริษัท TOBE 🌋☕ 💯 (@PLATHONG329) July 5, 2024
Your smile is always beautiful 🥰
บอสน่ารัก ใจดีที่สุดในโลก 💖
ขอบคุณที่ให้เกียรติมาเมืองไทยอีกครั้งนะคะ🙏#タッキー#滝沢秀明 pic.twitter.com/b8HHqGX0ec
#滝沢秀明 Until we meet again, Ok?
— パー ~ ナパパン (@yr_meteor) July 5, 2024
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tmr is again! 🤣🤣 pic.twitter.com/l7UcK2yZIX
YouTubeによるネット配信
現在、新事務所「TO BE」は積極的にYouTubeを活用しており、事務所公式と各グループのチャンネルを運営しています。事務所公式ではプロモーションビデオやライブの裏側だけでなく、メンバー同士の対談などもあり、ファンとより近い距離でやりたいというのが伺えます。
チャンネル登録者数(2024/7/7時点)
- TOBE OFFICIAL:119万人
- KEN MIYAKE:16.9万人
- Hiromitsu Kitayama:15.6万人
- Number_i OFFICIAL:87.3万人
- IMP. OFFICIAL:33.3万人
残念ながら、滝沢秀明さん本人が姿を表すことはありませんが、まれに三宅健さんや北山宏光さんとのやり取りの中で、短い時間ながら彼の声を聞くことができます。
例えば、以下の動画では、北山さんのダンス練習を滝沢さんが覗き来るシーンがあります。北山さんが狭い鏡で練習に苦労していたところ、再度現れた滝沢さんが「今レッスン場ができたから使っていいよ」と言い、北山さんは大変喜んでいました。このエピソードからも滝沢さんの優しさとアーティストへの配慮が感じられます。
実は、滝沢秀明さんは退所前からネット配信に注目していました。2018年3月にはジャニーズJr.の最新動画を配信する公式YouTubeチャンネル「ジャニーズJr.チャンネル」をスタートしました。これはジャニーズがYouTubeを解禁したことを意味します。
しかし、このチャンネルにはHiHi Jets、東京B少年、SixTONES、Snow Man、Travis Japanの5組しか登場せず、「これでジャニーズ事務所がYouTube解禁と言われても…」「デビュー前のメンバー専用のチャンネルじゃないか」という厳しい意見もありました。
これは、メリーさんやジュリーさんと滝沢さんの間で方針が合わなかったため、結果として滝沢さんがプロデュースしているメンバーのみでチャンネルを立ち上げたのではないかと考えられます。King & Princeが含まれていないことも、本記事の前提部分で触れたメリーさんとの争奪戦による影響ではないでしょうか。
また、ファンクラブもデジタル会員証を導入しており、これまでのジャニーズの常識を打ち破っています。
まとめ:現在の滝沢秀明は裏方に徹しながら改革を目論む
滝沢秀明さんは「TO BE」の社長でありながら、営業や人事、総務といった幅広い業務を自らハンズオンで進めています。自社YouTubeチャンネルを含めて自身がメディアに姿を見せることは一切なく、完全に裏方に徹していることから、彼の社長業へのコミットメントとアーティストへのリスペクトが伺えます。
滝沢さんは6月末にようやく2024年のスケジュールを公開し、ファンを安心させるために未定事項が多い時点でも情報を共有する姿勢を見せました。現時点ではファンクラブ会費が主な収入源となっており、広告宣伝費や人件費、その他のコストを考えると決して余裕があるとは言えない状況です。それでも、さらなる可能性を広げるために海外展開にも精力的で、タイや中国にも外交している姿が捉えられています。
これまでのジャニーズの常識を打ち破る革新的な取り組みが目立つ滝沢さんのリーダーシップのもと、「TO BE」は新しいエンターテインメントの形を追求し続けています。今後も滝沢さんの動向に注目し、新たな展開を期待したいところです。
ということで、今回は滝沢さんの現在の活動内容について記事を書いてみました。
他にも「織田裕二さんの現在の活動状況」を調査した記事もありますので、ぜひご覧になってください!